私たちのリサイクル手法

捨てるという概念を捨てよう

私たちは、自治体が行っているリサイクルとは異なったアプローチで、従来リサイクルされてこなかったもののリサイクル手法を開発します。リサイクルすることに経済合理性が無いものは自治体でリサイクルされることは決して有りません。再資源化された原料の市場価値がリサイクル過程にかかるコストを上回っていない限り、誰もリサイクルに手を出そうとは思わないことでしょう。しかし、私たちは資金力のあるブランドや流通事業者などと協働することで、これまで「リサイクル不可能」とされてきたモノをリサイクルすることを可能としてきました。技術的にリサイクルができるものは、私たちの身の回りにまだまだ溢れているのです。

たゆまぬ研究開発

私たちのプロセスは、社内の科学者と材料応用の専門家で構成された研究開発チームから始まります。研究開発チームは、大学とも連携し、素材を分析、選別、加工するための適切な方法を探ります。

規制の確認

テラサイクルは、受け入れるモノについて、広範囲に渡り査定を実施します。 規制: 地域、地方、国の規制を確認し、各品目が、各市場でどのように安全に収集、輸送、保管されるかを確認します。 技術的なリサイクル性:受け入れ品の素材を分析し、どのように分別、処理、加工する必要があるかを判断します。 実用的なリサイクル性:現実的な要因を分析し、リサイクル可能なサプライチェーンがあることを確認します。

リサイクル回収物の受取と記録管理

リサイクル回収物は、各国にあるテラサイクルのMRF(Material Recovery Facility/資源回収施設)に送られます。テラサイクルは現在20カ国以上で事業を展開し、世界中で20以上のMRFを運営しています。MRFに到着した回収物はスキャンされ、荷受情報、日付、重量などが記録されます。

選別・集約

回収物は、その後の加工方法を踏まえ、材料の特性や組成に基づき様々な手法(手選別、サイズ選別、沈降・浮遊、光学、空気密度、重力、磁気など)で選別されます。

焼却(またはその他の回収物をエネルギーに変換する方法)は手段として選ばないようにしています。私たちがリサイクルを保証しているものについては、最終処分方法として焼却することはありません(受け入れ可能品は、プログラムのページに記載されています)。 リサイクルで受け入れ不可能とされたものを取り扱う場合、また規制上焼却が必要な場合のみ、焼却を行い、その場合でも、可能な限り焼却という手段は選ばないように努力いたします。

洗浄・加工

選別されたモノは、洗浄後、加工パートナーの元へと送られます。

例えば、金属やアルミニウムは細かく砕かれ、金属板や棒材に製錬されます。ガラスは粉砕・溶解され、透明の場合は新しいガラス瓶に、着色されている場合はレンガやセメント、コンクリートなどに利用されます。ゴムは通常、凍結粉砕され、床材に使用され、有機物は堆肥化されるか、工業用および商業用の肥料に使用されます。
テラサイクルのプログラムで最も大きなカテゴリーであるプラスチックは、細断または粉砕され、溶解してペレット、フレーク、または粉末の形式に再形成されます。

リサイクルされたモノはどうなる

リサイクルされた素材は、製造会社に販売され、新たな製品として生まれ変わります。屋外用家具やデッキ、プラスチック輸送用パレット、散水缶、収納容器やビン、建築用チューブ、床タイル、運動場の表面カバー、アスレチックフィールドなどがその製品例になります。

私たちは、リサイクルプロセスの各段階で材料の移動を厳密に管理しています。